Unity Androidビルド環境の構築

Android Build Supportのインストール

Unity Hub → Unity → モジュールを加えるより、Android Build Supportがインストールされてるか確認してください。

Androidモジュールは下記ディレクトリにインストールされます

Path
Windows C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\{Unityバージョン}\Editor\Data\PlaybackEngines\AndroidPlayer\
Mac /Applications/Unity/Hub/Editor/{Unityバージョン}/PlaybackEngines/AndroidPlayer

Target API Levelの指定・インストール

Project Settingsより、Target API Levelを設定します。

デフォルトではAutomatic (highest installed)が選択されてますが、レベルを指定することを勧めます。
AutomaticはSDKパスにセットアップされてるAPI Levelに依存するため、AさんのPCは34、BさんのPCは33、ビルドマシンでは35でビルドしてしまうなどの問題が生じます。

※ 2024年11月時点、Google Playにアプリを提出する場合は34以上を指定する必要があります。

ディレクトリ{SDKパス}/platforms/より、インストール済のAPIを確認できます。

Unity Editorより、API Level 34までしかインストールされてない状態で35を指定してビルド開始した場合、 アップデート(35インストール) するかインストール済のAPIから最大レベルでビルドするか確認を求められます。

コマンドラインからインストールする場合は下記のように実行することでインストールされます。

# ディレクトリ移動
cd {SDKパス}

# API Level 35のインストール
./tools/bin/sdkmanager "platform-tools" "platforms;android-35"

Androidモジュールの容量を節約する

Unity HubよりAndroidモジュールは、各Unityバージョン毎のディレクトリに格納されます。
複数のPJに携わり、複数バージョンのUnityをインストールする場合はAndroid SDK/NDK Tools/OpenJDKを切り分けることでストレージの節約できます。

※ 複数のUnityバージョンを扱わない or ストレージに余裕があれば特に設定する必要はありません。

Unityメジャーバージョン毎にそれぞれのバージョンが異なります。

・SDK

Unity version SDK Build tools version
6000.0 34.0.0
2022.3 LTS 32.0.0
2021.3 LTS 32.0.0

・NDK

Unity version NDK version
6000.0 r23b (23.1.7779620)
2022.3 LTS r23b (23.1.7779620)
2021.3 LTS r21d (21.3.6528147)

・Open JDK

Unity version JDK version
6000.0 17 (OpenJDK version 17)
2022.3 LTS 11 (OpenJDK version 11)
2021.3 LTS 11 (OpenJDK version 11)

引用: Unity 6 Android setup

自分の場合はそれぞれのバージョン毎に命名してディレクトリを移動させ、UnityのPreferencesExternal Toolsより設定しました。